以前HPにも書いた通り、今回は静岡から母を呼んで一緒に鑑賞。
月末に誕生日を迎える母へのプレゼントを兼ねてたので、チケットは奮発してSS席を申し込んだんだが、残念ながら抽選によりS席にランク落ち(^_^;)
だが、実際に入ってみると予想外の良席!!
2階LBという、下手側のウイング席にあたる場所だったんだが、1列に5人ほどしかいない上、ステージに向かって斜めに椅子が配席されている造りなので、ほとんど前に人がいる感覚はなく、ステージからの直線距離も意外に近い♪
母も「良い席じゃん!」と大喜びvv
母「しかもピアノが目の前だよ! 嬉しいvv 誰が弾くの?」
いや〜…それは…(-""-;)
多分おかんがいつも聴きに行ってるようななんとか国際コンクール優勝とか、そういうプロ系の人ではないです…残念ながら(汗)
というか、私もパンフ見るまで知らなかったんだが、葉山さんだったんだね(笑)
ピアノ独奏とかヴァイオリン独奏のコンサートによく行ってる母の前で「Tourbillonでね…」とか言ってもわかるはずもなく、やたらピアニストに期待してる風の母に言葉を濁す私(笑)
「こりゃすぐにほとんど素人って音でバレっかな〜(^_^;)」などと考えてるウチにオーケストラメンバーに続いて隆登場。
オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。ざっと100人弱のフルオーケストラ。
指揮は竹本泰蔵氏。他、隆ツアーでお馴染みのギターメンバーとピアノに葉山氏を迎えて、最後に隆が黒のスーツで颯爽と登場。
「相変わらず細っっ!!! ;゜д゜)」と思いつつも、パンツの両脇に入った赤ラインが妙に気になる私。ジャージにしか見えない(笑)
そんな私の横でナマ隆を見るのは初めてなおかんはどうしてたかというと…椅子から腰を浮かせるほど身を乗り出して隆を見てた!!(爆)
いや、何ソレ!!! めっちゃ食い付いとるやん!!!(爆)
…予想外の事件が起こりました…(笑)
せっかくのオケLIVEだったので、やる気満々で軽くメモってきた私。
曲とタイトルが一致しないので、歌詞をメモっておけば後から歌詞カードで調べてセトリ完成出来るかな〜って…(曲タイトルをメモれる程度になりましょう/笑)
ということで、多分セトリは左記のような感じかと…。
実は1曲目の「深愛」。
「何だっけ!? 大好きな曲なはずなんだけどタイトルが…!!! ;゜д゜)」
何て事だ。
隆の曲の中で一番好きな曲だったはずなのにタイトルが思い出せないとは…我ながら凄いショック(ToT)
ずっと考えてて、何曲目かの途中でようやく思い出せたけど…(汗)
アレンジがいつもと違うからか、この曲は最後ってイメージが強かったから、1曲目にやるはずがないという先入観からか…。
(でも後からおとめ座さんのmixi日記を読んだらまったく同じ状態だったのがわかってちょっと安心/笑)
しかし久々に聴いた隆の声…。
心底感動(ToT)
何も変わってなかった。
それどころかより深みを増したというか…もの凄い迫力と存在感。
両手を拡げて、足のつま先から手指の先まで神経を張り巡らし、文字通り「全身で歌ってる」。
おかん「今にもポキッって折れそうなくらい細い身体してるのに、凄い声量だね〜!」
私「TVで聴くのとナマじゃやっぱ違うでしょ?」
おかん「うん。凄い!」
…だそうですよ、河村先生(笑)
「Love is...」と「Glass」はおかんも「この2曲は知ってる」と。
TVでも一時期散々流れてたからね(^_^;)
でもこの2曲はやっぱりオリジナルアレンジの方が好き。
その後の「夏に降る雪」か「飛べない鳥」か、どっちか忘れたけど、隆が途中で退場して、その後オーケストラの演奏が延々続く曲があって。
その途中でおかんが肘を突くので何かと思ったら、ステージ上部に設置されたパイプオルガンの前で足立さん?がギターソロタイムに入ってた。
全然見てなかった私(笑)
でも何故かそのプレイに魅せられた様子のおかん。(そこっ!?/汗)
20分の休憩を挟んで第二部は久々に聴いた気がする「静かな夜は〜」。
この曲はPVの印象がかなり強い。
そして結構好きなので単純に聴けたのは嬉しかった(*^_^*)
でも、せっかく第一部・第二部と分けるなら、思いっきり構成を変えた方が良かったな。
大体どのクラシックコンサートや学生の定期演奏会を見ても、第一部・第二部と分かれている構成では、まったくジャンルの異なる楽曲で分けられてるのが普通。隆の場合はセトリから判断してもここで分けてる事にはほとんど意味がない。
世界観が統一されてるわけでもないので、恐らく本編12曲構成のステージを休憩入れるために単に真ん中で割っただけ、という短絡的なもの。
せっかく滅多に経験することが出来ない東フィルと共演してるわけだし、「第二部はクラシック系で固めるのかな〜」なんて想像(期待)してただけに、この構成は面白みに欠けてちょっと残念だった。
唯一その期待に応えてくれたのがマイクレスで歌ってくれた9曲目の「アマ・ポーラ」。
スペイン? イタリア? どっちかだよな、確か…。
そして私の記憶が間違いでなければ映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でも使われていたような…でも記憶が古すぎて自信ない(汗)
歌う前に隆が気合い入れのためか喉ならしの為か「10秒下さい」と言って水を飲み、すぐに振り返って「10秒OKです」と一言(笑)
それだけマイクレスはひときわ緊張と実力が伴う曲なんだろうね。
とにかく、唯一おかんも知ってる曲で「大好き!!」と耳打ちしてきた上に、マイクレスで歌ってくれたのが感無量だった。
ただ欲を言えばちょっとこの時のオケは音が大きすぎかと。
マイクレスだし、もうちょい音量下げてくれないと聴き取りにくいよ。
楽曲的に低めで静かな曲調ってのを考慮すると隆の声量は妥当かと思うけど、なんせ100人弱のオケとバランス取るのは容易じゃないわけで…。
まぁそれでも充分感動的だったけど。
おかんもひときわデカイ拍手してて「素敵!!」と大感激の模様(笑)
「Sugar Lady」の後にちょっと長めのMCで、10年いろんな事に挑戦してきて、ドラマもやったり、バラエティにも出たりしたけど、やっぱり本業である歌に執着出来て良かったとか、そんな感じの事を語ってた。
確かに隆はいろんな事やりすぎて、そのせいで余計離れてくFANも沢山作って来ちゃったと思う。
でも実際にナマで隆のLIVEを聴いた人にはちゃんと伝わるよ。伝わらないわけがない。
どれだけ隆が歌に対して真剣か。言葉を大切にしてるか。音楽を愛してるか。
あれだけ魂に訴えかけるほど素晴らしい歌声を聴いても何も感じない人がいたら…ただ「残念」に思うよ、私は。
アンコールの2曲はまさに絶唱。
もの凄い迫力で完全に圧倒された。
ラストに披露された曲は4年前のオケLIVEで一度聴いてからずっと忘れられないほど心に残ってた名曲「Once
again」。
4年経ってやっとリリースが決まったそうで…これは本当に楽しみ!
リリース前にまたナマで聴けるなんて思ってもみなかったんで、タイトルコールがあってあのサビが聴けた時は…思わず目頭が熱くなった(´;ω;`)
凄い名曲だと思う。
私は自分の感性を信じてるから、初めて聴いた4年前と変わらず今もこの曲で感動できる自分がなんだか嬉しかった。
やっぱり曲にも感性にも「風化する」ってあると思うし、常にこういう感覚だけは錆び付かせたくないと思ってる。
それにはもちろんアーティスト側の努力も必要だけどね。
今回のパンフレットは、隆の言葉一つ一つを「コイツは心底凄いヴォーカリストだ…!!」と身が引き締まる思いで読んだ。
「歌ってる間はほとんど酒を飲まない。ツアーやレコーディングが半年続いたらその間飲まない」「副鼻腔という鼻の奥にあるスピーカーが閉じてしまう(詰まってしまう)と自分のヒアリング上、パワーが足りないと自覚して無理に声を出してしまう」「だから体調管理は副鼻腔に気を付けて鼻うがいを毎日2回、一番効果のある就寝前にやっている」「LIVEで声が出ないというのは人前でヌードになるより恥ずかしい事」etc...
世のROCKバンド出身のヴォーカリストで、ここまでストイックにプロ意識持った人が一体どれだけいるよ?
世間で何を言われようと、客層なんてどうでも良いところにケチつけて、隆のほんの一部しか見てない連中がどんなにバッシングしようと、隆は私の中で一番凄いヴォーカリストであることにかわりはない。
隆の声にメンバーを動かすほどの魂がこもってなかったら「LUNA SEA」は生まれてなかった。
隆の声が心に響く声じゃなかったら「LUNA SEA」をここまで好きにはならなかった。
だから私は隆が最後にバンドに加わった時、「これだ!」と思ったメンバーの感性を信じるし、そのバンドのLIVEを初めて見て、やっぱり隆の声をきっかけに「これだ!」と感じて今まで彼らに付いてきた自分の感性を信じてる。
周りの誰が、何を、どう言おうとね。
帰り道におかんが言った台詞。
「もの凄く言葉を大切にしてるって感じだね。歌い方が丁寧」
それは私が今までのレポでも幾度となく感じて、その都度書いてきた言葉と同じだよ(笑)
一言一言を大切にハッキリ発音する歌い方。
だからこそ伝わる人にはちゃんと伝わるんだろうね。
「さすが1万以上するだけの価値はあったよ。あの声でアリアやカンツォーネ歌ったら素敵☆ 声量豊かな綺麗な高音が素晴らしい。そんなCD出たら欲しいよ」とな!!!
は〜良かった…。これならまた今度オケLIVEあった時は誘っても来てくれそうだ(*^_^*)
実はB-Tフェス前におかんから「隆一のLIVEってずっと立って見るの?」というメールが届き「オーケストラと一緒だからそれはない」と返事をしたところ、「良かった! うちわとかペンライトとか持ってワーワーやるのかと思ってた!」と言われ。
いや、そもそもそんなLIVEにあたしが行くわきゃねぇっしょ(笑)
とはいえ、前回の隆オケLIVEでは、とてもオーケストラLIVEとは思えない非常識な客が目に付いたので(2003.8.21
LIVEレポ参照)、またそんな輩がいたらどうしようかと内心ビクビクしてたんだが(^_^;)
そういえば第二部開始時だったかな? 客席から「隆一〜!!」と叫んだ輩が約一名いたが相当浮いてた。
もちろんおかんは驚いたように声がした方を見たあと失笑。
…すんません、恥ずかしい客がまだおりまして…(-""-;)
でも今回はその一瞬以外で客席が気になった事は一切なかったので、安心して最後まで鑑賞できてほっとした(^_^;)
ちなみに、おかんが気にしてたピアノに関してはノーコメント。
当然良かったら絶対に何か言ってくるはずなのできっと何も感じなかったって事でしょう…やっぱり?(汗)
葉山氏、すまんね(^_^;)
その後、おかんは「昔見たロシアの交響楽団が過去最高に素晴らしかった」とか「○○○○ってピアニストと管弦楽団のコンサート行った時はあまりの感動に帰りはスーパーに寄る気すら失せてまっすぐ帰った」とか、ひたすらマニアックな話をしまくり、帰宅後はLIVEの前に行って来たという上野で開催してるトプカプ展について「昔トプカプの至宝を盗む凄く面白い映画があって、それ見てからずっと見たいと思ってたの!」と熱く語り、私が会社で拾ってきた本のストックを漁り「内田康夫のこの本まだ読んだことない!」「阿刀田も結構好きなんだよ、もらってって良い?」と何冊かを奪い去り、「明日は今日時間なくて見れなかった『インカ・マヤ・アステカ展』見にもう一回上野寄ってから帰るね」って…どんだけ多趣味だよオイィィ!!!(-""-;)
もうかなりの歳なはずなんだが、素晴らしくパワフルな母で…大変有り難いです(笑)
いやいや、いろんな物に興味を持つことは感性を磨くことに繋がるしね、これからも私に出来ることは協力しますよ、母上(*^_^*)
またこんなLIVEやってくれたら絶対行きます。
で、またおかんを連れて行けると良いな〜(*^_^*) 頼むよ、隆一先生♪
★余談★
この日はどうしても仕事が休めなかったので芸術劇場でおかんと直接待ち合わせ。
合流した途端まずはおとめ座さんとばったり遭遇&ご挨拶。
おかん「こちらの方は…?」
う〜む…何と説明して良いやら…(爆)
私がHPをやってるのは知ってるが、なんせインターネットの世界がどんな物かまったくわかってないおかんは「ホームページを覗きに行く」って表現を「覗き!? アンタ、人んち覗いてんの!?」って…いや、ちょっと。やめてくんない!? 何かその変質者っぽい表現やめてくんないぃ!?!(-""-;)
そこへ今度は元隆コスの友人A嬢が私を見つけて声かけてくれて、「ドームコスする?」「一応金髪には…」「私も隆コスまたやるの!」「マジでかっ!? また撮影に行って良い?(笑)」「一緒に撮ろう撮ろう♪」としばし盛り上がる(笑)
やはりドームでコス復活組はかなり多いと思われ。
席に着く前にグッズのパンフ購入の為に列に並び、おかんは先に席に行っててもらってる間、今度はマイミクさんでもあるЯiさんが連絡をくれて初対面☆
初対面なのにあの広い会場でどれがあたしかいきなり当ててきたЯiさん、アナタは一体…!?(笑)
そのЯiさんは、何と! わざわざ私の大好きなROYCE'のチョコを差し入れして下さったのだ!!vvv(≧▽≦)
そんな思わぬ土産を頂いて席に戻ると当然おかんがそのチョコはどうしたのかと聞いてくる。
だから説明が難しいんですけど〜(^_^;)
一応HPやらmixiやらの説明を一通りしてみたがどこまで理解してるのか(汗)
そしてLIVE後、再びЯiさんが声をかけて下さって、隆のフリーペーパー系を集めた物を下さり(ホント貰ってばっかですんません/汗)、さらにくりこさんからも声がかかりご挨拶。おかんは再び「こちらは…?」ってオイーー!!!(笑) もう説明省いて良いですかね?(爆) きっとネットの世界の繋がりとか説明してもわかんないんで(笑)
そんなこんなでドタバタと会場を後にした私におかんが一言。
「アンタ有名人??」
……いや…一般人です…限りなくフツーの…(-""-;)
SPECIAL THANKS TO:おとめ座さん・Яiさん・くりこさん・Kさん(チケットありがとうございました!!)
and A嬢
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