★★★★★

◆トリプルX(原題:XXX)
■監督/ロブ・コーエン ■脚本/リッチ・ウィルクス
■出演/ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、サミュエル・L・ジャクソン他
「ワルにはワルを」という新しい試みで、テロリストグループ「アナーキー99」の摘発に起用されたのはエクストリーム・スポーツの天才・ザンダー(ヴィン・ディーゼル)。信じられないくらい危険なスタントを実行してはその映像をネットで販売しているという設定。そのスタントシーンが「なんつー無茶を!!」というくらい凄い!最初から最後までぶっち切りにカッコ良くて釘付け!とにかくHOT&COOL!!タトゥーだらけのエージェントという設定も斬新。音楽もイケてます(^_^)
ちなみにエレーナ役のアーシア・アルジェントのタトゥーは本物だとか。
続編の製作も決定!「トリプルX スクエア(2乗)」。
アクション系映画では久々の個人的HIT作。

★★★★★

◆ロード・オブ・ザ・リング(原題:THE LORD OF THE RINGS―THE FELLOWSHIP OF THE RING)
■監督/ピーター・ジャクソン ■脚本/フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
■出演/イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、リヴ・タイラー他
 イギリス生まれのファンタジーの大叙事詩「指輪物語」の映画化。全3部作の予定で本作はその1作目。怖ろしい魔力を持った指輪を破壊するため、新たな指輪の所有者となったホビット族のフロド(イライジャ・ウッド)は、エルフ・ドワーフ・魔法使い・人間ら9人の仲間と共に旅に出る…というのが物語の大筋。原作は読んだことないし、正直あまりファンタジー映画は観ないジャンルなので迷っていたが、これが予想以上に良かった!とにかくスケールがでかく、CGを多用した映像も素晴らしく美しい!幻想的なエンヤの音楽もこの作品には最適。
 待望の2作目「二つの塔」は2003年春公開。
 ちなみに本作で「旅の仲間」に扮した9人の出演者達は長い撮影期間の間に本物の友情を深め、9人全員がエルフ語で「9」を意味するタトゥーを入れたとか…。仲間の印か…いいなぁ(笑)

★★★★

◆バイオハザード(原題:RESIDENT EVIL)
■監督・脚本/ポール・アンダーソン ■音楽/マルコ・ベリトラミ、マリリンマンソン
■出演/ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス他
 世界中で2000万本を超える売り上げを記録した同名サバイバルホラーゲームの映画化。巨大企業アンブレラ社が地下深くに作った巨大秘密研究所ハイブに開発中のウィルスが漏洩。メインコンピューター「レッド・クイーン」は汚染が地上に拡大するのを防ぐため、500名の研究所員の命を犠牲に研究所を封鎖。アンブレラ社はレッド・クイーンをシャットダウンするために特殊部隊を派遣するのだが、研究所にはウィルス汚染による戦慄の光景が…。
 ストーリー的にはありがちなホラーだが、特殊部隊の一員として登場するレイン(ミシェル・ロドリゲス)にベタ惚れしてしまって2回鑑賞(笑)すみません…贔屓入ってます(^_^;)とにかくカッコイイ!!(>_<)サントラも今年1番のおすすめ。SLIPKNOT、COAL CHAMBER、THE CRYSTAL METHOD等超豪華ラインナップ!カッコ良すぎ!
ちなみに主演のミラは弟共に同名ゲームの大FANだとか…。
 続編の「バイオハザード2」もミラ主演で製作予定。

★★★★★

◆ジョンQ ―最後の決断―(原題:JOHN Q)
■監督/ニック・カサヴェテス
■出演/デンゼル・ワシントン、ロバート・ヂュバル、ジェームズ・ウッズ、アン・ヘッシュ他
 「心臓移植しか助かる道はない」。最愛の息子に突きつけられた死の宣告。ただ高額な医療費を要求する矛盾した社会制度の前になす術のない父親ジョン(デンゼル・ワシントン)は「病院占拠」という決断を下す。要求はただ一つ「息子の命を救うこと」。病院の周囲は完全封鎖され報道陣が殺到。説得にあたる警部補(ロバート・ヂュバル)は人質の解放を求めるが、病院の院長(アン・ヘッシュ)は彼だけ特別扱いするわけにはいかないと難色を示す。息子の心拍数が落ちる中、一向に好転しない状況にジョンはもうひとつのある決断を下す―。
 劇場予告編を観ていた時点で「これは良さそうなテーマだな」と期待していた作品だが、こちらは予想通りなかなか見応えのある作品に仕上がっていた。デンゼル・ワシントンの熱演も良い。昏睡状態の息子に向かって未来の話を語りかけるシーンには思わず涙(;<>;)結末は決してすべてに置いてハッピーエンド、というわけにはいかないが、後味の悪さはまったくない。それにしても…自分は健康で良かったと改めて思う(^_^;)

★★★★

◆マイノリティ・リポート(原題:MINORITY REPORT)
■監督/スティーブン・スピルバーグ ■脚本/スコット・フランク&ジョン・コーエン
■出演/トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン他

 2054年ワシントンD.C.。すべての殺人は3人のプリコグ(予知能力者)によって予知され、「犯人」は犯罪予防局によって未然に防がれ、殺人は1件も起こらない世界になっていた。犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)にとってもそれは完璧なシステムで絶対的な信頼を寄せていた。彼が36時間以内に合ったこともない男を殺すと予知されるまでは―。
 いつかこういう世の中が本当に来るんじゃないだろうかと思わせるような背景はもちろん、プリコグの過去や別の事件とも複雑に絡み合うその巧みなストーリー展開にいつしか引き込まれ、飽きさせずに最後まで見せてくれる。
 全く独創的な近未来の世界を素晴らしい技術で作り上げたのは、SFといえばこの人、ご存じジョージ・ルーカス率いるILMが担当。さすがに凝ってます(^_^)

★★★
◆バニラ・スカイ(原題:VANILLA SKY)
■監督・脚本/キャメロン・クロウ
■出演/トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス他

 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」をいたく気に入ったトム製作によるリメイク版。オリジナルの方はすでに鑑賞済みだったが少々わかりにくかった為、こちらのリメイク版に再挑戦。結果、リメイク版の方が良かったという珍しい作品(笑)←大抵オリジナルは超えられないモンだが…。

★★★
◆オーシャンズ11(原題:OCEAN'S ELEVEN)
■監督・脚本/スティーブン・ソダーバーグ
■出演/ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ブラッド・ピット、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ他

 詐欺師・スリの名人・爆破の達人・配線のプロ・ラジコンマニア・車両のプロ・サーカス団員と、様々な分野の天才11人による犯罪チームの1億6000万ドル強奪計画。ラストは「…なるほど。そうきたか」という展開。個人的にアンディ・ガルシアにはもっとクセ者な演技をして欲しかった。

★★★
◆メメント(原題:MEMENTO)
■監督・脚本/クリストファー・ノーラン
■出演/ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノ他

 10分前の記憶が次々に消えていくレナード(ガイ・ピアース)が妻殺しの犯人を捜す。3歩進んで2歩下がるといういわゆる「リワインド・ムービー」。とにかく脚本に驚き。1回観ただけでは理解不能と思われる。自分の記憶が無くならないように集中して観ることをおすすめします…。
 ちなみに地元ではかなり遅れて公開された為、2002年度鑑賞作品にランクイン。

★★★
◆ONE PIECE〜珍獣島のチョッパー王国〜
■監督/志水淳児 ■原作/尾田栄一郎 ■キャラクターデザイン&作画監督/小泉昇
■声の出演/ルフィ(田中真弓)、ゾロ(中井和哉)、サンジ(平田広明)、ウソップ(山口勝平)、チョッパー(大谷育江)、ナミ(岡村明美)他
 すみません。2回観ました(爆)個人的には★★★★でもいいくらいなんだけど…(笑)
言わずと知れた(?)超人気漫画「ONE PIECE」の劇場版。漫画だからとあなどってはいけない!!彼らの台詞には何度感動させられた事か…(>_<)「一緒にいるだけが仲間じゃないだろ」と思わずハッとさせられる台詞も…。
 漫画ランキングがあったら間違いなくNo.1!!ONE PIECEほど泣けて笑えて感動して元気が出る作品は数々の映画を観てきた私も他に思い当たらないほど。原作はおすすめ度200%!!

★★★
◆アザーズ(原題:THE OTHERS)
■監督・脚本/アレハンドロ・アメナバール ■製作/トム・クルーズ
■出演/ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストン他

1945年イギリス。古い屋敷で暮らす母グレース(ニコール・キッドマン)と二人の子供達。子供達は極度の光アレルギーで屋敷のドアやカーテンは常に閉められたままだ。そこへ働き口を求めて来た3人を召使いとして雇うグレースだが、以来、不可解な現象が起こり始める。屋敷に住みつく「存在(アザーズ)」の正体とは…。
「もしかしてこのオチはシックスセンス!?」と思いながら見ていた作品(笑)途中、色々なところにキーワードが隠されているので結末はご自分の目でどうぞ☆神経質っぽい母親をニコール・キッドマンが好演。ほんっと美人だ〜(*^_^*)製作のトム・クルーズはニコールの元・旦那様。公開時にはすでに破局してました。あらら(^_^;)

★★★
◆パニックルーム(原題:PANIC ROOM)
■監督/デビッド・フィンチャー ■脚本/デビッド・コープ
■出演/ジョデイ・フォスター、フォレスト・ウィテカー、ドライト・ヨーカム、ジャレッド・レト他

 2トンのコンクリートで固められた鉄のフレーム・7000フィートのケーブルに繋がれた16台のビデオカメラと8台のモニター。そして中には専用の電話回線。「誰も侵入させない為に作られた」というこの部屋に立てこもった親子と侵入者達との格闘を描くサスペンス・スリラー。立てこもったのはいいけど、娘が病気で部屋の外にある注射を打たないと手遅れになる、という設定が緊迫感に拍車をかける。

★★★
◆少林サッカー(原題:少林足球)
■監督・脚本/チャウ・シンチー
■出演/チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ他

 2002年公開作品の中で最も笑った作品。「実写版キャプテン翼か!?」と思いきや、想像を遙かに超えるスーパープレイの連続に「んな馬鹿な!!」とツッコミつつ、場内大爆笑!折しも日韓共催W杯と公開が重なり、相乗効果で大ヒット!内容は本当に下らないんだけど、サッカーに興味のない人でも充分楽しめます♪日本サッカー界もこれからは少林サッカーに取り組むべし!(笑)私の尊敬する映画監督クエンティン・タランティーノも大絶賛(*^_^*)限りなく★★★★に近い作品。

★★★
◆I am サム(原題:I AM SAM)
■監督/ジェシー・ネルソン
■出演/ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング他

 知的年齢が7歳の父親サム(ショーン・ペン)はたった一人で娘のルーシーを育てていた。しかし、ルーシーが7歳になった時、サムにはもう子育ては無理と判断され、ソーシャル・ワーカーにルーシーを奪われてしまう。サムは彼女を取り戻すため、敏腕弁護士と共に裁判に出る決意をする―。
 「こんなに幸せなのにどうして一緒に暮らせないの?」というキャッチコピーが泣かせます(;<>;)アカデミー主演男優賞にもノミネートされたショーン・ペンの知的障害者としての演技はなかなか。子供にとって「一緒に遊べるお父さん」は自慢なのかもしれない。

★★★
◆スター・ウォーズ エピソード2〜クローンの攻撃〜
(原題:STAR WARS EPISODE 2―ATTACK OF THE CLONES)
■監督/ジョージ・ルーカス ■脚本/ジョージ・ルーカス&ジョナサン・ヘイルズ
■出演/ユアン・マクレガー、ヘイデン・クリステンセン、ナタリー・ポートマン、サミュエル・L・ジャクソン他

 STAR WARS6部作の第2作目にあたる作品で前作の「エピソード1 ファントム・メナス」から10年後の設定。アナキン役の選考は随分難航したらしいが、個人的には余りしっくり来ない。少年時代はサラサラストレートヘアだったのに??という…。美術・音楽・衣裳・CG等、相変わらず時間と手間かけてます。本作では初めてヨーダのサイトセーバーによる戦闘シーンも登場。ジイさんのクセにやたら機敏である(笑)ジェダイ達のライトセーバーによる戦闘シーンは見物♪シリーズ完結編の「エピソ−ド3」は2005年公開予定。

★★★
◆インソムニア(原題:INSOMNIA)
■監督/クリストファー・ノーラン ■脚本/ヒラリー・サイツ
■出演/アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク他

 24時間太陽が沈まない街・アラスカで起こった猟奇殺人事件。その死体は髪を洗われ・爪を切られ、美しく手入れされていた―。思いがけない事件の展開と沈まない太陽がNYから捜査に来た刑事(アル・パチーノ)から睡眠と理性を奪っていく―。こう聞くと、ありがちなサイコサスペンスでやたら残酷なシーンが繰り返され、犯人も想像通りのサイコ野郎で…と思われるが、本作はその予想を裏返す展開になっていたため、その意外性が逆に楽しめた。主人公が最後に口にする台詞がすべてを要約している。

★★★
◆ロード・トゥ・パーディション(原題:ROAD TO PERDITION)
■監督/サム・メンデス ■脚本/デイビッド・セルフ
■出演/トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、タイラー・ホークリン他

 アイルランド系ギャングの殺し屋マイケル(トム・ハンクス)は、父親のような存在のルーニー(ポール・ニューマン)の片腕として働いていたが、ルーニーの息子の殺人現場をマイケルの息子が目撃してしまった事から組織に狙われ、父子の逃亡の旅が始まる…。ギャング映画はあまりハズレがなく、なかなか良い作品が多い。本作で刺客として父子の跡を追うマグワイア(ジュード・ロウ)が結構クセ者で良い味を出している。

★★★
◆クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(原題:QUEEN OF THE DAMNED)
■監督/マイケル・ライマー ■脚本/スコット・アボット&マイケル・ペトローニ
■出演/スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、マーガリート・モロー他

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」から8年。本作はアン・ルイス原作の第2章にあたる。トム・クルーズが演じていたレスタト役をスチュアート・タウンゼントが演じ、前作では語られなかったレスタトの過去が明かされる。世界を誘惑するために現代に蘇り、ロックスターとして人々を魅了するという設定のため、各所にLIVEシーンが盛り込まれるが、レスタトのヴォーカルシーンをKOЯNのジョナサン・デイビスが吹き替え、サントラにはSTATIC-X、LINKIN PARK、MARILIN MANSON、PAPA ROACHといったアーティストが曲を提供しているのでFANには音楽だけでも充分楽しめる。レスタトの歌声で目覚める最も邪悪でヴァンパイアの母とも呼ばれる女王・アカーシャ役のアリーヤはR&Bシンガーだが、昨年22歳の若さで飛行機事故により、公開前に不慮の死を遂げた。合掌。

★★
◆9デイズ(原題:BAD COMPANY)
■監督/ジョエル・シュマッカー ■脚本/ジェイソン・リッチマン&マイケル・ブラウニング
■出演/アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック、ガブリエル・マクト他

 アタッシュケース1個で、マンハッタンを壊滅できるポータブル核爆弾=P.N.Bの売買に、囮作戦としてCIAの敏腕諜報員ターナーが姿を現す。しかしターナーはミッション半ばでテロリストに殺されてしまう。作戦を成功させるため、CIAはターナーの双子の弟・ジェイク(クリス・ロック)を9日間でターナーに仕立て上げ、取り引きさせるという無謀な賭けに出た。
 よくある「核爆発を阻止せよ!」の映画だが、こちらは王道の緊迫シーンのみならず、粗野なジェイクを外見も性格も洗練されていた兄・ターナー役に仕立て上げるため、CIAが奮闘するシーンが盛り込まれ、これが意外に笑える展開になっていたのが良かった。

★★
◆K-19(原題:K-19 THE WIDOWMAKER)
■監督/キャスリン・ビグロー ■脚本/クリストファー・カイル
■出演/ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード他

 ソ連崩壊後、初めて生存者が語り始めた1961年に実際に起こった事故。ミサイル発射テストを行う任務を命じられた原子力潜水艦K-19は、見事任務に成功するが、原子炉の冷却装置のひび割れにより炉心の過熱が始まってしまう。1000度に達すれば炉心熔融が起こり、高濃度の放射能が艦内に漏れ広がる。漏れをくい止めるべく、放射能に満ちた原子炉室内に踏み込む乗組員達。そして―。
 部下からの信頼熱い艦長(リーアム・ニーソン)に代わり、厳しく無謀な訓練を繰り返す新艦長のハリソン・フォードとの確執も話の軸の一つ。狭く密閉された空間で話が展開するサブマリンムービーは、前半わりとまったり、後半に引き込まれる物が多いがこれもそのタイプ。被爆シーンのメイクは本物の被爆者5段階中の第3段階程度に抑えてあるらしいが、改めて放射能の恐ろしさを実感してしまう。劇中何度か「ヒロシマ」という言葉も聞き取れる為、日本人にとってはまさにリアルムービーといったところか?

★★
◆ブラックホーク・ダウン(原題:BLACK HAWK DOWN)
■監督/リドリー・スコット ■脚本/ケン・ノーラン
■出演/ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、サム・シェパード他

 1993年にソマリアで起きた米軍史上かつてない壮絶な市街戦の模様を再現した戦争映画。この手の映画は総じて似通った内容になりがち。数々の戦争映画を観てきたけど、やはり1番印象に残っているのは「プラトーン」。
 仲間の兵隊士を助けるため、素手で治療(手術?)をほどこすシーンがあるんだけど、個人的にこういうシーンは苦手(汗)。出演者は全員レンジャーカットにしているため区別がつきにくいが、ロード・オブ・ザ・リングでエルフの王子・レゴラス役をやってたオーランド・ブルームも出演している。

★★
◆メン・イン・ブラック2(原題:MEN IN BLACK 2)
■監督/バリー・ソネンフェルド ■製作総指揮/スティーブン・スピルバーグ
■出演/ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ララ・フリン・ボイル他

 人間に化けて地球に移住している宇宙人達の行動を監視し、トラブルを解決するために作られた最高機密機関「MIB」のJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)コンビの活躍を描くシリーズ2作目。どちらかというと1作目の方が面白かった。でも新エージェントのパグ犬・ブランクが可愛くて可愛くて♪主題歌はもちろんウィル・スミス。

★★
◆Soundtrack
■監督・脚本/二階健 ■音楽/SUGIZO
■出演/SUGIZO、柴咲コウ、山口小夜子他

 ヴァイオリニストの兄・志音(SUGIZO)と童話作家の妹・美砂(柴咲コウ)。幼い頃目前で両親を殺害されて以来、ショックで声を失った美砂の為に曲を作る志音と悪夢にうなされる兄のために童話を描く美砂。お互いだけを信じ二人だけの世界で生きている兄妹の話でSUGIZOの初主演映画。
 いったいこの兄妹は何者でここはどこで時代はいつなのか?とツッコミどころ満載の映画(笑)二階監督独特の世界観は嫌いじゃないが、興味ない人には全く理解不能。私自身SUGIZOが出ていなかったら観てなかったであろう作品。バイオリンを主とした音楽はこの幻想的な世界観にマッチしていて○。

★★
◆コラテラル・ダメージ(原題:COLLATERAL DAMAGE)
■監督/アンドリュー・デイビス ■脚本/デイビッド・グリフィス&ピーター・グリフィス
■出演/アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コーティアス他

 消防士のゴードン(アーノルド・シュワルツェネッガー)はコロンビアのテロリストによる爆破事件で妻子を亡くす。犯人を目撃していたゴードンの声は外交を優先させるためには多少の犠牲はやむを得ないというアメリカ政府には届かない。誰も真相を明らかにしない死の為に、ゴードンは単身テロリスト軍団に戦いを挑む。
 シュワちゃんの映画はどうもイメージが偏りすぎる。本作もシュワちゃんの王道パターンだ。ちなみにこの作品はもっと早く公開される予定だったが、NY無差別テロ事件の為、公開が大幅に延期された。

★★
◆突入せよ!あさま山荘事件
■監督・脚本/原田眞人 ■原作/佐々淳行
■出演/役所広司、宇崎竜童、椎名桔平、天海祐希、伊武雅刀、藤田まこと他

 1972年2月19日「あさま山荘」に連合赤軍5人が管理人の女性を人質に立てこもり、TV視聴率は89.7%を記録するという史上最大のろう城事件が起こり、本作はその映画化。
有名な事件だが、生まれる前の話で正直全貌は知らずにきてしまった為、「ちょっと勉強しておくか」というノリで珍しく観に行った邦画作品。ただ、やはり警察側に主点が置かれ、私が知りたかった「なぜ赤軍がこのような事件を起こすまでに至ったか」という点には触れておらず、少々消化不良な感じ。台詞が聞き取りにくかったのも残念。犯人役は観るまでお楽しみ、という事だったが…なるほど、意外な若手人気俳優が出てました。

★★
◆サウンド・オブ・サイレンス(原題:DON'T SAY A WORD)
■監督/ゲイリー・フレダー ■脚本/アンソニー・ペッカム&パトリック・スミス・ケリー
■出演/マイケル・ダグラス、ショーン・ビーン、ブリタニー・マーフィ、ファムケ・ヤンセン他

 精神科医ネイサン(マイケル・ダグラス)の娘が誘拐される。犯人からの要求は「患者のエリザベス(ブリタニー・マーフィ)から6桁のある数字を聞き出せ」。過去のトラウマから他人と口をきこうとしなくなった18歳の少女・エリザベスが物語の鍵を握る。
 何となく面白くなりそうな設定だったので期待していたんだが…エリザベスとネイサンの心の交流を表すシーンが物足りない。もう少し深みが欲しかった。

★★
◆アトランティスのこころ(原題:HEARTS IN ATLANTIS)
■監督/スコット・ヒックス ■脚本/ウィリアム・ゴールドマン
■出演/アンソニー・ホプキンス、アントン・イェルチン、ホープ・デイビス、デイビッド・モース他

 世界でほんの一握りの人間しか持っていない「こころの力」を持った老人テッド(アンソニー・ホプキンス)。その力ゆえに常人とは違う恐るべき運命を歩くことになるテッド。その力にふれた少年ボビーもまた、その運命を変えていく事になる…。
 原作はこういった不思議な感動作も得意のスティーブン・キング。それだけに期待大だったんだが、「泣ける」と言われてるわりには大した事なくがっかり。誇大広告はやめて欲しいっす…期待しすぎるから。

★★
◆マジェスティック(原題:THE MAJESTIC)
■監督/フランク・ダラボン ■脚本/マイケル・スローン
■出演/ジム・キャリー、ボブ・バラバン、ブレント・ブリスコー他

 ある日、小さな町の海岸に一人の男(ジム・キャリー)が打ち上げられる。彼の記憶は失われていたが、長い間行方知れずになっていたという彼の帰りを街中の皆が喜んでくれる…だが、本当に自分は皆が待ち望んでいた「彼」なのか?何もわからないまま、この街での生活が始まる…。
 ジム・キャリーがこういったシリアスな役を演じるのは極めて珍しい。「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のフランク・ダラボン監督作品という事で期待しすぎた感も有り。

★★
◆タイムマシン(原題:THE TIME MACHINE)
■監督/サイモン・ウェルズ ■脚本/ジョン・ローガン
■出演/ガイ・ピアース、サマンサ・マンバ、ジェレミー・アイアンズ他

 過去に戻って婚約者の死という運命を変えたい科学者アレクサンダー(ガイ・ピアース)は、タイムマシンを発明して過去へとタイムトラベルをする。
2030年という近未来の映像には誰しも心躍る物があるが、80万年後ともなると、現実離れしすぎていてリアリティに欠ける。途中からはただのB級ホラーになってしまった。特殊効 果には「STAR WARS」のジョージ・ルーカス率いるILM社も参加。監督は「タイムマシン」の原作者H.G.ウェルズの末裔にあたる。

★★
◆サイン(原題:SIGNS)
■監督・脚本/M.ナイト・シャラマン
■出演/メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、他

 妻の事故死・滅亡を予知する娘・ミステリーサークルの出現・ラジオから聞こえる不思議な音…。迫り来る「何か」を予感させる不気味な兆候(サイン)。N.シャラマン監督は1作目の「シックスセンス」は良かったものの、続く「アンブレイカブル」や本作など、どうも狙いすぎの傾向になりがち。これは怖がらせたいのか笑わせたいのか?

★★
◆アバウト・ア・ボーイ(原題:ABOUT A BOY)
■監督/ポール・ウェイツ&クリス・ウェイツ ■原作/ニック・ホーンビィ
■出演/ヒュー・グラント、トニ・コレット、レイチェル・ワイズ他

 「ブリジット・ジョーンズの日記」の男性版とも言える作品と聞いて期待して行ったのだが…、やはりこういう男性像は私の理想からかけ離れてるせいかイマイチ…。イギリス男性の本音と建前、そして勝手な言い分が集約されている。何事にも深入りせず、悩みも責任もない自由気ままな生活を送る38歳の男と悩み多き12歳の少年ルーカスとのやり取りはほのぼのしていて何となく笑えるが(笑)

★★
◆スパイ・ゲーム(原題:SPY GAME)
■監督/トニー・スコット ■脚本/マイケル・フロスト・ベッカー
■出演/ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット、キャサリン・マコーマック他

 いわゆるスパースター2人の共演ということで話題にはなったがストーリー的には前評判ほどではない。スパイ映画が好きな人なら楽しめるかも?

★★
◆トータル・フィアーズ(原題:THE SUM OF ALL FEARS)
■監督/フィル・アルデン・ロビンソン ■脚本/ポール・アタナシオ&ダニエル・パイン
■出演/ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル他

 核爆発をテーマにした作品は実に多いので、その中でいかに個性を出すかがポイントになるが、これはいまいち乗り切れなかった感じ。「スクリーム」シリーズにも出演しているリーブ・シュライバーが良い味出してた事が唯一の救いか?

★★
◆プロフェシー(原題:MOTHMAN PROPHECIES)
■監督/マーク・ペリントン
■出演/リチャード・ギア、ローラ・リネイ他

 実際に米国で起きた一連の不可思議な事件を映画化したもの。目に見えない何者かの気配。電話や水道管から聞こえてくる不気味なノイズ。闇に浮かぶ不思議な発光体…作品中に散りばめられた数々のキーワード。何となく気味が悪い。何となく怖い。何となく気持ち悪い。しかし…結局「あれ」は何だったんだろう?

◆ピカレスクー人間失格ー
■監督/伊藤秀裕 ■原作/猪瀬直樹 ■音楽/大島ミチル
■出演/河村隆一、さとう珠緒、とよた真帆、佐野史郎、緒川たまき、裕木奈江他

 昭和23年、東京三鷹の玉川上水で流行作家・太宰治(河村隆一)と山崎富栄(とよた真帆)との心中事件が起こった。酒と女達との愛欲に溺れた異端児・太宰は恩師・井伏鱒二(佐野史郎)に挑戦状とも言える遺書を残して39歳でこの世を去る。
 河村隆一の初主演映画。「人間失格」は昔読んだと思うが記憶に残っていない程度。女ったらしで自分の作品が落選しただけでいちいち落ち込み、酒に溺れ、自殺未遂を繰り返す―。ハッキリ言ってこういう後ろ向きな人間は大嫌いだ(-_-;)それでも支持しているFANにとっては何らかの魅力があるのだろうが私には全く理解不能。隆が主演でなければ興味も沸かなかった作品だ。

◆エネミー・ライン(原題:BEHIND ENEMY LINES)
■監督/ジョン・ムーア ■脚本/デイビッド・ヘローズ&ザック・ペン
■出演/オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、ガブリエル・マクト、デイビッド・キース他

 ボスニア上空からの撮影任務を任された海軍大尉クリス(オーウェン・ウィルソン)は飛行中、突然ミサイル攻撃を受け、敵地のど真ん中に不時着する。そこで目撃したのはセルビア人民軍による残虐行為だった…。
 戦争による凶悪な犯罪を白日の下にさらすため走り回る主人公。雪原での戦闘シーンは緊張感あり、美しくもあり…。監督は報道カメラマンとして実際にボスニアの地を踏んだ経験があるとか。

◆フロム・ヘル(原題:FROM HELL)
■監督/ヒューズ・ブラザーズ ■脚本/テリー・ヘイズ&ラファエル・イグレシアス
■出演/ジョニー・デップ、ヘザー・グラハム、イアン・ホルム、ロビー・コルトレーン他

 タブロイド紙を飾った史上最も悪名高い連続殺人犯「切り裂きジャック」。1888年の秋、彼は10週間に5つの儀式的な殺人を犯し、謎と共に闇に消えていく…。本作はその切り裂きジャックをモチーフにした映画だが、ひたすら暗い。暗すぎる。話にヤマがないから観た後何も残らない。音楽がマリリン・マンソンという点だけ楽しめる。

◆D-TOX(原題:D-TOX)
■監督/ジム・ギレスピー ■原案・脚色/ロン・L・ブリンカーホフ
■出演/シルベスター・スタローン、トム・ベレンジャー、ロバート・パトリック他

 警官ばかりが9人も異常な殺され方をする事件が続くが証拠も残さない犯人に捜査は難航。敏腕捜査官のマロイ(シルベスター・スタローン)は逆に犯人の新たな標的として狙われる。彼は優秀であるが故に精神のバランスを失った警官が収容されている警察の秘密施設「D-TOX」にいるが、そこでも忌まわしい猟奇殺人が繰り返される…。
 招待券があって「何でもいいや」というノリで観に行った作品だけあって、内容もその程度。



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